FACTFULNESS

世の中のことを思っている以上に知らないが世の中は良くなっているという現実があるとの内容の本。 思い込みに縛られないためには好奇心を持ち謙虚になって考えること。 陥りやすい10個の本能と実践することを記載する。

1.分断本能 高い地位から低い地位をみることは難しい。 最上位と最下位が存在するため平均を比較して8割の本質がどこにあるのかを探そう。 2.ネガティブ本能 悪いニュースはごく少数なのに広まりやすい。 メディアを耳目しないこと。 3.直線本能 直線もいつかは曲がる上下することを知る。 4.恐怖本能 リスクは危険×頻度を計算する。 パニック時は決断をしない。 決断は落ち着いたお天道様の下で一人ですること。 5.過大視本能 割算すると過大視が軽減される。 数字を比較すること。 6.パターン化本能 一つの集団パターンのみを根拠に説明されることに気づく。 分類は白黒ではない。 7.宿命本能 小さなゆっくりした変化に気づく。 文化は変わる。 旧い知識は捨ててアップデートする。 8.単純化本能 様々な角度から自分の考えを検証する。 複雑さを受容して妥協をいとわない。 9.犯人捜し本能 仕組みによる本質原因を捜す。 人を糾弾してもなにも生まれない。 10.焦り本能 未来予測は不確かで焦ることに気づく。 客観視するためデータにこだわる。 大胆な対策は危険。

10の本能は人間の本質である。 これらの本能を活用したメディアビジネスや他人の発言は冷静に聞き流す。 ファクトフルネスという真実を知り世界をより平和にするビジネスを展開していく。