アドラーの心理学 嫌われる勇気

幸福

物事は単純であり誰もが幸福になれる。 何故なら、 幸福になるには共同体にとって自己が有益であること、 誰かの役にたっていることの幸福感で決まるからである。 幸福感は行為のみから判断するのみではなく、 存在からも判断する。 他人がどう判断しているかは他人の課題としており、 主観的な解釈で幸福を決めることができる。 幸福に大切なことは共同体感覚である。 自己受容→他者信頼→他者貢献の3つを勇気を持って実行すること。 自己中心的な人間から他者関心をもつ人間に変化する。 自己中心的な人間とは課題の分離が出来ず、 承認欲求にとらわれている人間である。

承認欲求

すべての悩みは対人関係の悩みである。 他人の期待を満たすことは他人の土俵で生きることになり、 理想の自分と比較する自己実現の欲求を満たすことを人生の目的とする。

自由

自由とは嫌われることで手にいれることができる。 何故なら、 人生の目的を果たすためには人付き合いは必要である。 2人に好かれるには、 7人は無関心、 1人には嫌われる確率となる。 承認欲求によって得られた幸福感には自由がない。

人生

今死んでも人生は幸福として完結する。 よって、 人生最大の嘘は今、ここを生きないこと。 過去未来は現在にとってなんの関係もない。 人は特別であろうとすることで優越感を得たするが、 目的を自己実現の欲求に定め、 普通であることの勇気を持って、 ダンスを踊るように毎日を楽しく生きる。